印旛沼ポタリング日記

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2010年 03月 10日

宮本常一のこと

宮本常一について興味を持っています。

宮本常一は大正から昭和にかけて日本全国を文字通り踏破して、消え行く日本の風俗や習慣、そして名もない人々の暮らしを取材、記録に残した民俗学の草分けです。その宮本が踏破した距離数はなんと16万キロ、地球を四周にもあたります。又、その宮本の保護者、パトロンとして支援してきた渋沢財閥の三代目、渋沢敬三との熱い関係については佐野眞一の「旅する巨人」に詳述されています。
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その中で、敬三が常一に語る言葉にとても惹かれましたので、少し長いですが引用します。

「大事なことは主流にならぬことだ。傍流でよく状況を見てゆくことだ。舞台で主役をつとめていると、多くのものを見落としてしまう。その見落とされたものの中に大事なものがある。それを見つけてゆくことだ。人の喜びを自分も本当に喜べるようになることだ。人がすぐれた仕事をしているとケチをつけるものが多いが、そういうことはどんな場合にも慎まなければならぬ。また人の邪魔をしてはいけない。自分がその場で必要をみとめられないときはだまってしかも人の気にならないようにそこにいることだ。」

とても良いはなしです。
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by imba_potter | 2010-03-10 20:59 | 日々のよしなし事


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