印旛沼ポタリング日記

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2010年 05月 14日

鈴木牧之と秋山記行

日本で最も過酷な山岳サイクリングといわれる『グルッとまるごと栄村100Kmサイクリング』の舞台、秋山郷は長野と新潟の県境に位置する秘境です。それまで地元の人々にとっても知られていなかった秋山郷を世に紹介した塩沢町(現南魚沼市)の文人・商人の鈴木牧之(すずきぼくし)が文政11年(1828年)、案内人を伴って探検した記録、それが「秋山記行」。現代語訳が出ています。
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綴られているのは、約200年前の旅人が尚、“古の風俗がおのづから残れり”とその秘境振りを記した、貧しくも豊かな山郷の暮らし。それを更に遡る47年前(天明3年、1783年)、飢饉の為村全体が滅亡してしまった大秋山村の話、里人と交わらず酒、ばくちと一切無縁で、当時死病と言われた疱瘡の侵入に怯えつつ、山畑仕事に無上の喜びを感ずる人々の質素すぎる生活・・・。(その後も幾つかの村々が滅亡しています。)今訪れてもその片鱗に接する事のできる秋山郷の暮らしが人々の描写と共に鮮やかに描かれています。
(小赤沢)
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栄村サイクリング、募集中です。
(去年の模様はこちらから。)

秋山紀行
鈴木牧之著
恒文社 1,800円
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by imba_potter | 2010-05-14 20:16 | 日々のよしなし事


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