印旛沼ポタリング日記

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2011年 09月 12日

老人力

「老人力」。赤瀬川原平氏の造語です。
この言葉を記事にするのはもう少し先に、と思っていましたがある事があって今日書きます。
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以下、「老人力全1冊」より。
 人間、年をとると物忘れがひどくなるというのは誰しもあることで、えーと、何だったかな・・・、ということがよくある。よくあるというより最近はぐんぐん増えてきていて、
「えーと、何だったかな・・・」
とか訊くと、家人に「知らない!」と言われたりする。あまり繰り返しているとたしかに「ご自由に」という感じになるだろう。
 家の中だけでなく外に出ていても、仲間どうしで、えーと、何だっけ、というのをお互いに繰り返している。友人とか仲間どうしの場合、共通の知識が共通に忘れかけていることがよくある。何かのたとえ話をしようとしていて、ある人物の名前が思い出せず、
「えーと、ほら、あの、あれに出てた・・・」
「そうそう、あれでしょ。あの、ほら、あれ・・・」
とお互いに忘れてしまっている。でもちゃんと「あれ」だというのはお互いにわかっているのだ。わかっているのに、名前がでてこない。
中略
 こういうのをぼくらでは「老人力がついてきた」という。
ふつうは歳を取ったとか、モーロクしたとか、あいつもだいぶボケたとかいうんだけど、そういう言葉の代わりに、
「あいつもかなり老人力がついてきたな」という風にいうのである。そうすると何だか、歳をとることに積極性が出てきてなかなかいい。

長々と引用しましたが、その様な事です。

その様なことはまだ先の事と思ってきた訳ですが、最近とみに実感する事が多くて、つけても「老人力」の偉大さに感銘する日々です。
先日も、長野からの出張の帰り、電車の座席に財布(小銭入れです)を無情にも置き忘れました。長く愛用してきて、何度か持ち主に置きざれにされても、健気に戻ってきた愛着のある相棒の、“置いてかないでー”の声が聞こえなかった自分を責めました。
今日は、明日からの出張に備えて早くから手回し良く準備しておいたはずの切符をどこかに仕舞い失くしたみたいで、大騒ぎ。結局は出張カバンの奥深く、手回し良く仕舞い込んでいたのをスッカリ忘れていました。
連れ合いの一言。
「あなたも老人力がついてきたわね。」

はい。
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by imba_potter | 2011-09-12 22:18 | 日々のよしなし事


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