印旛沼ポタリング日記

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2011年 12月 21日

Book of the Year 2011その①

途中からとてもバタバタした今年一年でしたが、振返ってみて結構良い本には巡り会えたのかなって思います。その中から何冊かを紹介するBook of the Year 2011。先ず最初は、「堂々たる日本人」です。
維新間もない明治4年、岩倉具視を団長とする時のトップリーダー約48名からなる大使節団が、日本という新しい国づくりの基本的コンセプトを求めて文字通り世界を一周した1年9ヶ月の大旅行の旅の解説書です。その間には、行く先々の大歓迎にいささか舞い上がった大久保利通、伊藤博文が不平等条約改正を目論んで失敗したり、留守中の政変を案じて出発前に残留組の大隈重信、井上馨、板垣退助らと交わした政体を動かさないという約束が反故にされていたり、といろいろなハプニングの連続です。そうした中、時代のリーダー達が日本という新しい国の基本を模索した人々の記録です。
驚くのは、良く知られたことですが、平均年齢32歳という若さと、そして明治6年の帰国時に立憲君主制と議会制民主主義という基本を大まかに決めながらも、同22年の大日本帝国憲法発布、同23年の帝国議会開設などと、十分な検討の時間を経て大胆な中にも慎重な国づくりを進めて行ったと言うことです。
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著者は、専門のライターではなく岩倉使節団に魅せられて事業経営の傍ら研究を重ねる1民間人というのも魅力の一部となっています。
泉三郎著 祥伝社黄金文庫
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by imba_potter | 2011-12-21 21:08 | 日々のよしなし事


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