人気ブログランキング | 話題のタグを見る

印旛沼ポタリング日記

imba.exblog.jp
ブログトップ
2014年 05月 23日

秋芳洞・萩、そして

退職する仲間に誘われて、以前から行ってみたかった萩に行ってみることにした。
その前に、是非にとのことで秋芳台、秋芳洞に行く。
そこに辿り着く前に商店街の商魂に地元出身の仲間は文句あるようだ。しかし、それも遠路から来た自分たちへの気遣いと思い、適当に相槌を打つ。(年行っての仲間同志の気配りだ。)
入り口。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23384359.jpg

中は思ったよりでかい。九寨溝か。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23412396.jpg

回廊が続く。連休だというのに、思いのほか人は少ない。友人によれば、これが地方の観光地の実態だと。
子供の声が響く。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23425728.jpg

何かのかたち。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23465454.jpg

地下にも富士山。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23474411.jpg

上からも下がってくる。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23483293.jpg

圧巻はこれ。全長10メートル以上は軽く有る円柱。これ全部が鍾乳石でできている。一体何年かかったんだろう。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23495369.jpg

往復3キロの地底探検。閉所恐怖症の人にはきっと無理。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23504698.jpg

でも、面白かった。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23514493.jpg

その上が秋芳台。この下にあの巨大迷宮が潜んでいるとは・・・。
友人によれば、その昔は上に開いている穴から下に落ち込む事故が結構あったそうだ。そうなったら・・・、って思っただけでも怖い。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_2353423.jpg

萩往還を抜けて、萩に入る。
関ヶ原の戦いで負けてこの地に押し込まれた長州藩、唯一の出口が萩往還だったそうだ。確かに・・・。
松下村塾。
聞いてはいたが、小さい。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_2354253.jpg

しかも、この地で吉田松陰が塾を開いていたのは幕府の危険人物として長州藩のお預けになっていた僅か1年かそこらの話だと。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23554282.jpg

30歳にも満たない松陰が育てた30数名の若者(その内半数は維新の動乱で命を落とす)がいて、今日の近代日本がある、と思うと感無量だ。
松陰神社。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23573923.jpg

後で気づいて後悔したが、ここには松陰が小伝馬町で残した遺書、「留魂録」の原本があるのだ。(萩往還の道の駅で複製を見たので良しとしよう。)
安政の大獄で江戸に呼び出されるまで、藩で幽閉されていた部屋。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_23591818.jpg

うぅ~ん、なんか。やるせない気持ちになる。
萩の城下町を虚ろなきもちでそぞろ歩く。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_012957.jpg

少し海岸沿いに走って、仙崎に着く。
ここは、あの有名詩人の生まれた場所。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_023827.jpg

青いお空の底ふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星はめにみえぬ、
 見えぬけれどもあるんだよ、
 見えぬものでもあるんだよ。
実家は本屋さんだった。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_063650.jpg

この部屋で、あの数々の名作が生まれた。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_063643.jpg

隣の八百屋さんも良い雰囲気だ。(名産のなつみかんを買ったら、めちゃ旨だった。関係ないけど…。)
秋芳洞・萩、そして_a0113874_073628.jpg

角の乾物屋さん。今はタバコ屋ですけど。
秋芳洞・萩、そして_a0113874_09029.jpg

一緒に働いてきた仲間との別れに相応しい、いい旅でした。

by imba_potter | 2014-05-23 23:44 |


<< 銚子センチュリーライド2014試走会      なかなか走れない >>