印旛沼ポタリング日記

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2016年 09月 08日

ミニシアターで自転車映画を見る

お上から台風13号が関八州を通過する(かも知れない)ので火急の用事のない町人は往来を慎むべしという恐ろしいお触れの出た今日、おそるおそるお江戸に向かう軽便鉄道に乗って内藤新宿というところに往来してきました。その訳は、極小活動写真映写場(今風に言えばミニシアター)で上映されているある活動写真を見に行くことでした。
「スタートライン」、今村彩子さんという若い女性映画監督が自らの自転車旅を自分で映って映画化した作品です。
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今村監督自身生まれつきろうあ者で、自転車は乗り始めてから1年目。撮影者兼アシスタントとして同伴する「哲」君との2人旅で、沖縄から宗谷岬までの日本縦断の自転車旅の記録です。使う自転車は矢張りロングツーリングの定番、ジャイアント・グレートジャーニーです。
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この映画が惹きつけるのは、よくある冒険談でもなく通り一遍のふれあいの楽しさを伝える旅日記でもなく、ろうあでありかつ内向的な今村嬢の内面の成長の記録である事でした。その中で特に印象に残るのは、同じろうあ者でありかつ言葉の問題を抱えるオーストラリア人サイクリストのウィルとの出会いです。相手の言う事は聞こえない、こちらの言いたい事は乏しい日本語のボキャブラリーで限られる中でドンドンとコミュニケーションを図っていくウィルに、何かといえばろうあであることを理由に引っ込み思案になってた自分に気づく主人公です。
自転車乗りには自転車旅の映画としても、それ以上にコミュニケーションを主題とした人間映画としても大いに楽しめる映画でした。
新宿K's cinemaにて9/26まで。
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by imba_potter | 2016-09-08 22:41 | 日々のよしなし事


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