印旛沼ポタリング日記

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2017年 07月 15日

静寂に心打たれる

(7月10日(月))
長崎でもう一つ記しておかなければならない事、それはホテルの自転車の対応がとても親切だった事です。自転車旅をしていて残念なこと、それは自転車について理解がされない事です。汚い、邪魔、見苦しいなどのイメージが染みついているのでしょうかとてもぞんざいな扱いを受ける事が多いのです。しかしながら、今度の旅ではその様な事は一度もありませんでした。ここのホテルでもとても親切に対応してくれて、わざわざ従業員の人が置き場まで案内してくれました。
さて、旅の本題です。今日から今回の旅の目的、五島の教会巡りに向かいます。五島まではフェリーで5時間の船旅、のんびりと向かいます。
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昨日訪れた居留地や大浦教会の丘が見えます。
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しかし、長崎というのはふか~い湾の奥にあるのですね、外海にでるまでこうして約30分程も湾の中を進みます。
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湾の入り口に白い教会が見えました。あとで調べてみたら、カトリック神ノ島教会というのだそうです。段々盛り上がってきました。
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乗船約3時間、最初の島福江島に着きました。我々は降りませんのでのんびりと車の下船風景を眺めていました。
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そこから五島の島伝いに更に北上します。海も凪いでまったりと、のんびりした船旅も良いものです。
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乗船すること5時間、13時過ぎに目的地中通島の奈良尾港に着きました。自転車も無事だった様です。
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係員の方に誘導されて1番に下船します。どうも自転車は先に乗って先に降りる、が原則になっている様です。
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いよいよ自転車旅の始まりです。わくわくしますが、この蒸し暑さ、そしていきなりの坂…。やはり巡礼の旅は修行の旅でもあるんですね。
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今日は6か所の教会を訪れる予定ですが、その1個目「高井旅教会」、赤い屋根が可愛い教会です。
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由来書きによれば昭和13年に100人の信徒が隠れキリシタンから帰依した、とあります。ということはその時代まで密かに信仰していたという事なのですね。抑圧の長い歴史と人々の心に刻まれた傷跡の深さを感じました。
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靴を脱いで中を見学させて頂きました。静寂な祈りの空間、いきなりの感動です。(内部は撮影禁止なので写真はありませんがステンドグラスが綺麗でした。)
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裏手の小さな棚田、こうした場所を耕しつつ信仰の自由を求めて移り住んだのですね。
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そこからもう一つ岬を廻って(廻るというのは別の言いかたでは坂を登ってとも言います)次の教会を訪れました。明治15年に創建された「福見教会」です。
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レンガ造りの立派な現在の教会は大正2年の建築だそうです。因みに、この地区は1799年に弾圧の厳しかった長崎の外海地区から移り住んだ5人の信者が始まりで、現在は住民の98%がクリスチャンという五島地区でも最も信徒の比率の高い地区なのだそうです。
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そこからまたひと山越えて次の教会に向かいました。
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「若松大浦教会」、普通の民家を買い取って教会堂としたのだそうです。屋根の十字架がなければ教会を分からないくらいです。
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こうした佇まいにも五島の教会の雰囲気が感じられていいですね。
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今も信仰の拠点になっているのが分かります。中で静かに休ませて頂きながら先人の想いに心を馳せました。
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更に北上します。次に訪れたのは「中ノ浦教会」、今回訪れてみたかった教会の一つです。
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小さな入り江に沿って立っている清楚な佇まいが素敵です。
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ここでも中で暫く静寂の中に身を置かせて頂きました。こうした静けさの中での時間がとても貴重に思えて、それは来る前には分からなかった感動の時間でした。
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次に向かったのは「真手ノ浦教会」、こちらは平成22年の建築といいますから比較的新しい教会です。入り江を見下ろす高台にあります。
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そこから人々の暮らしを優しく見つめるかのようなマリア像が印象的でした。
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更に北へ向かって今日の最後の教会、「跡次教会」が見えてきました。高台にある教会です。
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自転車を坂の下に置いて激坂を歩いて登りました。
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これで今日の行程は終了、青方という町にある旅館に向かいました。
どこの教会でもそうですが人がいなくて静かな空間の中に身を置いて暫く過ごしていると、その空間の清らかな空気に心が洗われる様な気持ちがするのは想像していなかった新しい発見でした。教会の清楚な佇まいも去年、一昨年と訪れた西欧の教会の圧倒するような佇まいとは真逆なところが良かったのかも知れません。
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その晩はとても気さくなご夫婦のやっている地元の宿で、美味しい五島の魚を腹いっぱいご馳走になりゆっくりと寛がせて頂きました。
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走行距離28.8km 総上昇量428m






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by imba_potter | 2017-07-15 09:04 |


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