ボストン美術館展に行って来ました。
廃仏毀釈運動の盛んな明治初期、お雇い外国人であった幾人かの心ある外国人の審美眼のお陰で今日眼にすることができる貴重な品々、普段中々見ることの出来ないものに接する良い機会でした。。
曾我蕭白の作品がこれほど揃ったのも稀ですが、自分には国宝級の奈良平安の作品の放つオーラがとても心を打ちました。吉備真備絵巻、これぞ現代に誇る日本のアニメ文化の原点ではないかと思うと、1000年の時間がとても身近に感じられて、そう思うと、日本国民の歴史を○○時代と決めつけて分断することをせず一連の時間の流れのなかで捉える網野善彦歴史観が実感を持って感じられたりで、中々楽しい時間でした。